脂肪幹細胞注入

お腹やふとももなどの痩せたい部分から脂肪を吸引し、吸引した脂肪を胸に注入します。吸引した脂肪はそのままだと水分などの不純物が混ざっているため、専用の機械で脂肪細胞を分離し、脂肪幹細胞を含んだ良質な脂肪細胞だけを取り出します。脂肪細胞の寿命は2~3年と短いですが、脂肪細胞になる前の脂肪幹細胞が注入後に脂肪細胞に変化していきます。
この方法は、脂肪吸引と豊胸が同時にできるため、太っていて胸の小さい人に向いています。

脂肪吸引から注入までの流れ

特長

  • 自分の脂肪細胞を使用するので、アレルギー反応などのリスクがなく安全性が高い。
  • 胸のカタチを自由にできる。
  • 定着すれば再注入の必要がなくなる。

気になるシコリについて

【1】
脂肪幹細胞注入では生着率が高くないため、多めの脂肪細胞を注入する必要があります。この時、内部の圧力が増し血流が悪くなるため、注入した脂肪細胞に十分な酸素や栄養が送られず、壊死してしまいます。

【2】
脂肪幹細胞注入は、均一に少量づつをバランスを見て注入していきますが、一度に多くの脂肪細胞を注入してしまうと、周囲の組織から十分に酸素や栄養を受け取ることができないため、壊死してしまいます。

以上のような理由で壊死してしまった脂肪細胞は、炎症反応から石灰化、シコリの発生へとつながっていきます。 シコリができた場合はまず検査して、悪性でないか、原因は何かを明らかにした上で、信頼できるクリニックへ相談しましょう。

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